別ブログもやっております! 50年間の役目を終えた「長岡市厚生会館」! その静かなる有終の日々…
「MOANIN' 長岡市厚生会館」

Sunday, June 24, 2007

chickens and bones

 まつだい農舞台に行ってきた。自転車を電車に積んで持っていった。


 『小さな骨の美術館』 という展示をやっていて、ワークショップで 『チキンを食べて骨をとってみよう!』 というのがあり、参加してきた。

 会場はレストラン。まず、塩ゆでしたチキンを、講師の先生が切り分けてくれる。


 私は腰の部分を取り分けてもらった。お箸でほぐしながら食べていきます。
 料理の写真を撮り忘れた。メニューは他に、チキンのゆで汁で作ったスープ(具:じゃがいも、キャベツ、玉ねぎ、枝豆、にんじん、車麩)、おにぎり2個 (きゃらぶき、梅おかか)、菜の漬物の油炒め、にんじんのぬか漬け。


 任務完了。


 きれいに食べたら、骨をもっときれいに洗っていきます。大人のほうが熱中しているかも・・・
 洗い終わったら、並べていきます。


 並べ終わりました。あられもないというかなんというか・・・


 先生が色々レクチャーしてくれました。
 軟骨の部分を残して、針金を入れて組みなおした脚の標本は、立たせることができる。軟骨をきれいに掃除しすぎた標本は、立たせづらい。


 その後は展示室に移動して、さらにレクチャー。展示室内の標本は撮影できないので写真はありません。
 さきほど食べた鶏の骨と比較しながら、いろんな部分の骨が果たしている役割など説明してもらった。松代の民間療法だという、熊の骨を削った粉の味見体験もさせてもらいました。
 ↓松代の民家の床下で見つかった、キツネのミイラだそうです。このミイラの年齢や性別、死因などを推測するポイントなどもレクチャーしていただきました。


 盛りだくさんで充実したワークショップでした。終了後、ハーブティで休憩しながら、売店で買った本を読む。


 ↑実はこの 『骨の学校』 という本は以前に読んだことがあって、これは 「自由の森学園中・高等学校」 の教員だった盛口満さんによって書かれたものだが、本に出てくる生徒 「魚の骨格標本の達人・トモキくん」 と私は、大学で同じクラスだったのだ。彼がこの本を私に貸してくれた。(今日のワークショップの先生も、自由の森学園のご出身だった。)

 彼は大学時代もすごい人で、だいたい建築家って骨格標本とかを好む傾向があるから(?)、私は彼におねだりして、サメの歯の標本をひとつ分けてもらった。それは今も私の部屋にかざってある。


 さて、まつだい農舞台を出た後は、自転車で十日町までダウンヒルをした。しかしこれは全くおすすめできません!長大なトンネルを何本も越えなければならず、危険な恐怖体験。他人に大迷惑をかけかねない。やっと出口が見えたときは達成感がありましたが、もうやらないよん。


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I perticipated in a workshop, Let's eat chickens and make bone specimens, related to The Musium for Small Creatures : the Amazing World of Bone Specimen holded at Matsudai Noubutai.
We ate chickens and local dishes of Matsudai, and built up those chicken's bones to specimens.The instructor showed us an example of the specimen of chieken leg bones. Amazingly it standed by itself. It was slender and delicate but it was also thick and reassuring. (especialy as going upper to the base of the leg.)
I was absolutely knocked out by the leg bones specimen, its balance and beauty.Bones are perfect. Compared with bone's detail, architecture has only poor precision. I feared that I would lose my passion for architecture.
Few days later now I don't lose my passion. I'm still keeping my interests in architecture. (But... I feel like going to study Calatrava's works.)


...Modinha...

Wednesday, June 06, 2007

a pair of barns

●6月2日(土) 「建築と都市を考える会」 のミーティングがあった。

●6月3日(日)
 オーバーホールに出していた自転車が3週間ぶりに戻ってきた。久しぶりに自転車に乗って、堀之内の皇大市まで行こうと思った。
 途中、地震で崩壊して先ほど整備され再開通した、県道小千谷長岡線の榎峠を通った。


 道の両側の斜面は、びっしりとヨモギで緑化されていた。緑が心を和らげてくれるちからはとても強い。道路を通りながらこれだけ緑化された植物に囲まれることはそうは無く、色々な思いが頭をよぎった。
 崩壊現場をメモリアルパークとしてそのまま残す案などもあったが、結局もとのルートとほぼ変わらない道路として整備された。個人的にはケバケバしいいろんな色の花が植えられているより、緑一色なのは悪くないと思った。でもなんでヨモギなんだろう?

 堀之内までは約30km、2時間弱でたどり着いた。皇大市では、手づくりキムチやドライフルーツを買った。


 ところで、北堀之内駅の近くに、すごく良い納屋がある。電車で通るたびに、私は窓からその納屋をほれぼれと見ていた。今日は自転車で近くまで行ってみようと思った。


 どうです、実に良い納屋でしょう。
 こういうの↓を彷彿とさせます。


 そう、どことなく宗教的な雰囲気さえ私は感じてしまう。単なる農機具小屋なんだけど、何より魅力的なのは、建物の形である。妻面への下屋の取り付きかたに、たまらなく絶妙さを感じてしまう。
 また、鷹揚なたたずまいも、周りの緑に映える補色の赤色も、粗末な素材も、すごくいいと思った。


 ↑ディテールはこんな感じ。吊り戸は開閉しやすそう。壁の一部は、古い駅舎に使われているような、繊維がランダムに透けている波板が張られていて、電車での旅を楽しみとする私にとっては好感が持てた。

 そして、いちばん肝心なのは、同じ納屋がふたつ並んでいるということ。
 同じものがふたつ並んでいることにより、全体の場としての格が、違う次元までジャンプしたような気がする。


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I've found a pair of barns in Horinouchi. They were very, very lovely.
Their shapes were primitive and generous like a cathedral of Romanesque.
Those barns remind me an architecture I've ever seen before. It is Tadao ANDO's OXY Unagitani in Osaka. It standed generously. It had no complex appearance and it had an existential strength. (But I've heared that OXY Unagitani has already been demolished several years ago.)


...Modinha...