別ブログもやっております! 50年間の役目を終えた「長岡市厚生会館」! その静かなる有終の日々…
「MOANIN' 長岡市厚生会館」

Friday, March 21, 2008

a daytrip to Setagaya with 18kp

 18きっぷ日帰り旅行をしてきた。
 世田谷文学館に初めて行った。『永井荷風のシングル・シンプルライフ』 を見てきた。




 建物のアプローチからもう 「文学」 って感じ。
 美術館では経験があるけれど、盛況の文学館というのは初めてで、美術館のお客さんとは微妙に違っていて面白かった。

 ↓撮影OKコーナーで撮ったもの。
 座敷に上がって荷風ごっこができる。(もちろんやった)


「文学館を後にす。雨天。
その後は 『ひたち野うしく』 或ひは 『鶴川の武相荘』 など訪ねたく思へども、日帰りの身且つ風邪気味にてこれ能はず。府中にて或住宅一軒見学の後、最終便より一時間早き電車にて帰郷す。車中座席の暖房がんがんと効きて汗ばみたるも、風邪にはかへって甚だ有難し」
 なんつって


 「スイーツはひとりじめ」 というのに一番グッときた。

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I went to Setagaya and Futyu, Tokyo.
Setagaya Literary Museum : http://www.setabun.or.jp


...Modinha... 

Wednesday, March 12, 2008

traversing between the opposite aspects of climate

 先週の土曜・日曜と、東京へ行ってきた。
 普通電車で行ったんだが、車窓に流れゆく景色の、土地ごとの気候にたいへん違いがあった。
 長岡はもう雪もだいぶ少ないが、魚沼地方の積雪はまだまだメーターオーバーで、積雪のピークは群馬との県境あたりだった。北関東から東京までは、空は若者のように晴れていた。
 上野千鶴子さんがどこかで 「情報は落差から生まれる。落差のファジーゾーンが広いほど大きな情報が得られる」 とおっしゃっていたような気がするけど、だとしたら、気候の極端な違いを体験した今回の縦断は、住宅のことを考えるうえでアドバンテージである。













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I went to Tokyo last weekend by the local train. I underwent the opposite aspects of climate of Japan.
The snow at Nagaoka had begun to melt into spring, but in the mid area of Uonuma, heavy snow was still staying. And in the Kanto area and Tokyo, it was absolutely fine weather.

It is hard for people in Tokyo or Nagaoka to imagine the climate of other area, but I know both of them. This is the advantage for me in designing architecture.
However, at last, I guess that my architecture will reach to holding good beyond the difference of circumstances even in Tokyo or Nagaoka or other area.


...Modinha...

Monday, March 03, 2008

The 2nd visit to Nagatoko in Kitakata


 いまわしくもありがたい 「青春18きっぷ」 の季節になった。
 喜多方の熊野神社・長床を、再び訪れてきた。


 喜多方には自転車を持っていった。
 前回は喜多方駅から長床まで、行きはタクシー・帰りは徒歩だったので、お金も時間も体力も費やした。
 けど自転車だとものの15分でたどり着けた。長床は雪の中でどうなっているのか確かめてみたかった。


 ちょうどこの日の朝、屋根の雪下ろしをしたそうだ。天気はすごく良かった。長床の中に上がってみると、冷たい空気が風で動いていた。しめなわの飾りがそよいでいた。
 私しかいなかった。案内放送が掛かっていたけど数分で止んだ。その瞬間から、うららかな静かさと冷えた空気が私を包んだ。(ちょっとうるさかった放送が逆に、良いプレリュードの役目になった。)


 歩いたり柱に背をもたせたり、セルフタイマーで写真を撮ったりして、「オレはバカだなー」 と思った。でもそうやって長いこと遊んだおかげで、長床空間のスケール感と空気の感触が、しっかりと体に刻み込まれた。


 オープンエアの長床は、本当の真冬だったら厳しいかもしれないけど、この日は日差しが暖かかった。日なたに腰を下ろしてみてわかったことがあった。分厚い木の床スラブ(t=220mmくらい)が蓄熱していて、日がかげっても暖かいのだ。良い経験だった。


 スケッチをしたり、


 縁側でオベントーを食べたりした。

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I visited again Nagatoko in Kitakata, Fukushima after an interval of about two and a half years.
I lost myself in clearness, simplicity and strength of Nagatoko. I will be influenced very much by Nagatoko in designing of my ideal architecture.

My favorite architects have their own special places in where their precious architecture are standing, for example, Shizutani-Gakkou in Okayama for Mr.Yoshiji TAKEHARA, Souji-ji Temple in Yokohama for Mr.Yasushi HORIBE.
I'm convinced that Nagatoko will become The Special for me.


...Modinha...