別ブログもやっております! 50年間の役目を終えた「長岡市厚生会館」! その静かなる有終の日々…
「MOANIN' 長岡市厚生会館」

Tuesday, November 30, 2010

2010年の夏旅 目次

 
  夏旅 01/会津美里町
      02/那須烏山・山あげ祭
      03/川越市
      04/『建築はどこにあるの?』 展
      05/掛川市・資生堂アートハウス
      06/大阪→岡山・後楽園流店
      07/鞆の浦
      08/九州入り・熊本市
      09/さつま町求名
      10/入来麓武家屋敷群
      11/知覧
      12/桜島→マルエーフェリーあまみ
      13ならびに14/喜界島
      15/「島の残照」
      16/大分市→広島へ
      17/広島平和公園→大阪
      18/日本民家集落博物館
      19/金沢
 

Sunday, November 14, 2010

旅の行程図 (改)

 旅から戻った後、いろいろな人のお話を聞いて、山陰や九州の離島の存在に、以前より少し敏感になりました。
 旅の行程図に少し手を加えたので再アップします。クリック→別ウィンドウで開きます。

 隠岐諸島・対馬島・五島列島・甑島列島を描き加えました。
 

Friday, November 12, 2010

夏の旅行の持ち物

 
重い腰をようやく上げて(?)夏に行った旅行の総括を始めています。
(やり遂げられるか不安…でも、やろう。)


延べ19日間の旅でした。7/24~8/11
今回は 「どういう持ち物だったか」 を、まとめてみようと思います。
スケッチはクリック→別ウィンドウで開きます。


カバン類は、いつも使っているデイパック(The North Face 'FUSEBOX')、
はやかわAntique&Crafts(塩沢)で買った、インドのダルキーバッグ、
そして柏崎gallery tanneで買った、谷根のおばさまが
ビニールひもで編んだという 「てごバッグ」 の3つでした。


服装は、麦わら帽子にTシャツ、首には濡れ手ぬぐい(熱中症対策)、
タイパンツ(ショート)、中国製ゴムサンダル(2000円)、
喜界島以降はカンカラ三線のフロシキ、といったいでたちでした。


持ち物は…かさ(使わなかった)、
ホームセンターで売っていた蛇腹式の銀マット
(デイパックに入る大きさに切った。370W×1650L)、
寝袋 (というか寝袋カバーを流用。MSR e-bivy)、防虫ネット (頭にかぶる)、
ヘッドランプ、温湿度計、充電器類、
蚊取り線香、ライター、
チタンのシェラカップ (持ち手は折りたたみ式)、
エスビット・ポケットストーブ+固形燃料、
紅茶のティーバッグ (フェアトレードのやつ。おいしい。)
他に、インスタントコーヒーや、
おしょうゆ (鹿児島しょうゆ。甘い!) を現地で調達。


Tシャツ・下着・手ぬぐい 各3枚
(その日のものは基本的にその日に洗い、朝までに乾かす。)
くつした1足 (結局履かなかった)、
せっけん、歯ブラシ、ひげそり、
薬 (正露丸など)、筆記具、
カッターナイフ (玉ねぎ刻んで食べたりした)、
資料類 (行きたい街の地形図、建物の図面など)
あとは、ジャージ上着と麻のロングパンツ。


すぐ出せるほうのかばんには、
その街の地形図を入れたクリアファイル、竹のものさし、
コンベックス (巻尺)、折りたたんだ針金ハンガーと洗濯ばさみ、
空ペットボトル (水は現地調達)、携帯電話、おさいふ、カメラ、
スケッチブック (これが無いと生きていけない。MUJIのA5ドット方眼、
「さのや」 特製・ペンホルダー付きスケッチブックカバーをかけた)、
スケジュール帳 (途中でなくした)、金銭出納帳、
『コンパクト日本地図帳』 昭文社、
B6のバインダー (再生メモ用紙の束をはさむ。途中の岡山で購入。
とっても便利なメモ・バインダーで、
旅を終えた今日までずっと愛用しています。)
 

Sunday, November 07, 2010

『SNOW LION 天翔ける歌声』 ツアー in 南魚沼


11月6日-7日 『SNOW LION 天翔ける歌声』 コンサートを聴いてきました。
(テンジン・チョーギャル、シェン・フリンデール、寺原太郎 + スペシャルゲスト)
会場は、南魚沼市の 「宝林寺」
I heard the SNOW LION CONCERT in Minami-Uonuma, Niigata.
So emotional music by Tenzin Choegyal, Shen Flindell, Taro Tarahara, and special guest musicians.


 一言では表せないほど深い体験でしたが、大きなお寺の本堂で演奏を聴き、終了後に夜半まで語らい、そのまま宿泊して翌朝に目覚め、座禅を組み、方丈様のご講話を聞き、そして出演者・主催者・観客のみなさんと共に、深い山の参道を登って、胸に秋の空気を吸い込んでから、お別れしてきました。


 僕が特に印象に残ったのは、テンジンさんが操る 「ドラニエン」 という弦楽器です。この楽器に乗せたテンジンさんの歌声と笛、シェンさんのタブラ、太郎さんのバンスリは、僕の体を突き抜けて通り越して、宇宙まで飛んでいきました。
 イラストはクリックで拡大します。
 

Friday, November 05, 2010

エフスタイルでの書家・華雪さんの展示

 
11月4日 新潟市・エフスタイルで開かれていた、
書家・華雪さんの展覧会におじゃましてきました。
エフスタイルに行ったのは、実は初めてでした。
展覧会は今週末、11月7日まで開かれています。


以下 「ネタばらし」 があるので、
これから行くのを楽しみにしている、というかたは、
この先を読むのは、おあずけにされてください。


 僕が華雪さんの展覧会を見るのは、今回で3度目でした。
 初めて見たのは、ちょうど1年前、聖籠町の米蔵で開かれていた 『刺心』 という展示でした。


 当時のことはブログなどにも書きませんでしたが、この展覧会は、とても衝撃的でした。僕にとって2009年度ベストの展覧会だったかも。
 広い米蔵を 「新潟島」 に見立て、華雪さんが描かれた 「新潟島の地図」 を片手に、会場にちりばめられた華雪さんの書をめぐります。それはまさに 「町歩きと発見」 をする空間感覚と全く同じで、それが米蔵の限られた内部で、鮮やかに抽象表現されていたことに、僕はものすごく衝撃を受けました。


 また、書の作品自体に表現されている 「空間感覚・余白の感覚」 も、この上なく刺激的でした。華雪さんご本人がいらしたので、書道家が作品内でいかに 「空間」 を重視されているか、書くときの身体感覚や呼吸を大事にされているか、解説していただきました。
 僕はそれまであまり書道の展示を見た経験がなかったのですが、とてもいい出会いとなりました。


 今回のエフスタイルでの展示も、華雪さんによる見取図を片手に、書をめぐります。
 会場であるエフスタイルの店舗兼事務所は、2棟続きの長屋の壁を一部抜き、つなげて使っています。図式上は単純な構成の建物です。しかしその内部空間は、意外なほど複雑さを感じさせるものでした。


 その中を、地図を片手に、華雪さんの書を見つけながら、何度もぐるぐると巡りました。それはまさに、僕が去年米蔵で感じた感覚と、まったく一緒でした。


 米蔵とは比較にならないほど床面積の小さな建物の中でも、とても複雑な空間回遊の体験がある…またしても、舌を巻かずにはいられませんでした。研ぎすまされた各作品の展示ディスプレイも、たいへん刺激的でした。
 華雪さんがいらしたので、また色々とお話をおうかがいできました。会場での 「往復書簡ワークショップ」 にも参加してきました。


 エフスタイルのお二人は、通常の業務と接客をしながら、展覧会の運営も同時進行でされていました。
 お二人のうわさは色々な場面でかねがねお聞きしていたのですが、今回はじめてお目にかかりました。おいそがしい中、華雪さんの展示について、またエフスタイルの活動について、お話をしてくださいました。エフスタイルが始まって、もう10年になるそうです。
 僕にとっては、新潟の下町の商店街の建物を拠点にされていることが、「建築と地域のかかわり」 を考えるひとつのきっかけにもなりそうで、その点も参考になりました。


(…こう書いていたら、またあの展示を、もっとじっくり見たくなってきました。なんとか日曜日にでもまた行ってみよう。)