三島の寛益寺というお寺に、仏像を見に行ってきました。小雨まじりの中、自転車で、片道22kmほどでした。
秘仏の薬師観音が御開帳されていました。他に、十二神将や仁王像も拝見しました。
どの像も力強く、「垢抜けしない格好良さ」 とでも言うのか… 土着的なんですが洗練されていて、その洗練の方向が、例えば京都の仏像などとは全く別の方向に向かっているように思いました。
あわせて 『旧家の薬壺』 というアートイベントが、改修された古民家を会場にして行なわれていました。 「家型」 をモチーフにした作品などがあり、楽しめました。
僕が最も印象深かったのは、もと仏間だった部屋の床一面に、テクスチュアが施された石(花崗岩?)の彫刻作品が敷き詰められている空間でした。
窓から良い光が差し込んでいました。彫刻作品により、部屋 (仏間) の性格が、より際立っているように感じられました。それは僕にとって示唆に富んでいるものでした。
この民家にて、今月末、「長岡と中越の民家」 「旧家を生かした住まいづくり」 をテーマとするシンポジウムが開かれるそうなので、参加の申し込みをしてから、帰途に就きました。
逆谷集落は昭和36年の水害で甚大な被害をこうむり、寛益寺の本堂も倒壊したそうです。その後、近年の大地震などを乗り越えた末、住民の方の尽力によりようやく今年、本堂がほぼ再建されたとの事です。
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