別ブログもやっております! 50年間の役目を終えた「長岡市厚生会館」! その静かなる有終の日々…
「MOANIN' 長岡市厚生会館」

Friday, July 02, 2010

東京・川崎 (前編)

6月第3週の週末
 東京と川崎に行ってきました。「江戸東京たてもの園」 「昭和のくらし博物館」 「川崎市市民ミュージアム」 などを見学してきました。


 川崎市市民ミュージアムでは、「ネオ漫画家」 の横山裕一さんの展覧会を見てきました。




 会場では、横山さんの生原稿が、楕円状のディスプレイテーブルに、平置きでグルリと並べられていました。
 会場内での写真撮影が許可されていました。


 僕は横山さんの 『ニュー土木』 を読んだことがあったのですが、この会場で同じ作品を読むと、印象がかなり違いました。

 
 製本の状態で作品を読むのに比べて、平置きディスプレイで原稿を平らなまま(=原稿の本来の状態で)読むと、「受け取る情報とスピードの損失」 が、はるかに少ないことに気付きました。
 頭に入ってくる作品のスピード感が、まったくそこなわれないので、とても興奮しました。


 そんな会場で、僕は 『トラベル』 という作品を初めて読んだのですが、このマンガ = 擬音もセリフも一切なく、鉄道での旅が、ただ淡々とビュンビュンと描かれていく = に、この会場で初めて出会えたのは、とても幸運でした。


 僕もよく鉄道で旅するので実感していますが、目的地までの車内での、ある種のやるせなさとか…次から次へと後方に消えていく、知らない街の魅力的な風景を眺めていく気分とか…
 そういった雰囲気がこの 『トラベル』 の中に、完全に封じ込められ、描き切られていました。


 それを 「スピードのロスがまったくない展示」 で味わえたのですから、我を忘れて見入ってしまいました。
 楕円状のテーブルに沿って作品を読みすすみ、そして気がつくと一周して 『トラベル』 を読み終え、1ページ目と同じ地点にぐるりと戻っていました。名状しがたい不思議な体験でした。


 帰りにミュージアムショップで 『トラベル』 の単行本を、まよわず買って帰りました。


 そして結局僕は、展覧会に2日間、通いました。



 2日目は会期の最終日ということもあり、会場はお祭り状態でした。
 横山裕一さんご本人がいらしたので、僕は 『トラベル』 にサインをいただきました。


 僕が 「展示にとても興奮したので、今日来るのが2度目です」 と言うと、横山さんは 「そうですか…じゃあこれも特別に。」 と不敵に笑い、奥からポスターを出してきて、渡してくれました。
 そちらにもサインをいただき、握手もしてもらいました。あー面白かった!



 サインはイニシャルの 「Y・Y」 なのでしょうか?

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