意識して歩くと、中心市街地において、雁木と歩道の関係が錯綜していることに気がついた。写真は昨日のログで書いた、折板の雁木が作られたビルの場所。歩道と車道との境界は a で、ふつうでいくと敷地境界は c の近辺だが、雁木は b の位置まで作られている。雁木は歩道すべてを覆っているわけではない。いまさらながら気がついた。
折板の雁木を慣例どおりに新設しても、車道(=除雪インフラ)とピロティ駐車場が直結されるわけではない、ということだ。
市街地の雁木の位置は、同様になっているところが多い。なぜ現況で歩道と雁木の関係がこのようになっているか、その経緯を事務所の先輩に聞いてみたが、よくわからなかった。(ご存知の方はぜひ教えてください。)現地をさらに観察したら何かわかるかもしれない。都市計画的な謎解きも興味深いが、住宅が都市インフラとどのように関係を結んでいるか、考えるきっかけのモデルケースとして記録した。
雁木にベンチが置いてある例
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