【2010年7月27日(火)】
南千住の宿を出て、竹橋に向かいました。
東京国立近代美術館の『建築はどこにあるの?』という展覧会を見るためです。
7組の建築家によるインスタレーションの展示です。(作品の写真撮影がOKでした。)
中村竜治さんの『とうもろこし畑』というこの作品は、昨年かなり話題となっていました。細い紙の棒を接着し、どこまでも反復しています。正四面体を構成単位としていたように記憶しています。『とうもろこし畑』というポエティックなタイトルと、作品そのものが、互いの相乗効果で魅力を高めあっていると感じました。うわさ通りとても印象的でした。
菊地宏さんの作品です。移動する光源の光を模型に当て、別室のモニターに模型の内部を拡大投影しています。ストレート・アヘッドに空間や光に向き合った展示で、僕は気に入りました。
展覧会を見た後は、隣のパレスサイドビル内の食堂で昼食をとりました。
午後から東京を離れ、JR東海道線で静岡県掛川市に向かいました。
静岡県内の眺めです。等高線に沿うように、あるいは直行するように、茶畑の列がくねりながら並んでいます。茶畑に林立している電柱のようなものは、「モグラ除けの機構かな」と勝手に想像しているのですが…
日没前に掛川にたどり着き、市内を散策がてら宿を探しました。「ニューホテルわかまつ」というホテルを取りました。
ここは1泊5,000円以上して、今回の旅でもっとも高い宿賃を払いました。建物のデザインは90年代に流行したようなポストモダン風のものでした。
しかし、客室はかなり落ち着ける雰囲気で、たいへん良かったです。スケール感が良かったのか、(赤くしるし付けした)斜めの壁の扱い方が良かったのか…
(旅に関する記事は、ラベル「2010年の夏旅」をご覧ください。)
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