2010年の夏旅 17／広島平和記念公園 → 大阪

【2010年8月9日（月）】　旅の17日目

　広島の朝を迎えました。

　駅のそばの市場も、店開きの準備をしています。


　広島に来たからには、やはり平和記念公園に行かなくてはなりません。市電に乗り、公園を目指しました。

　広島平和記念公園に着きました。
　無言のメッセージを放ちつづけるこの建物の前に立つたび、胸をしめつけられる思いがします。

　手を合わせます。

　そしてまた別のこと
　平和記念公園に来ると、丹下健三さんが見いだした都市の「軸線」の、圧倒的な実践例にふれることになります。


　広島駅に向かいました。

　電車で大阪を目指します。

　瀬戸内の海

　馬蹄形に港湾を取り囲む尾道のまちが、車窓から見えました。

　神戸です。海の先には淡路島が見えます。
　写真には二棟の、建築作品「4×4mの家」が写っています。


　15時過ぎに大阪に着きました。

　新今宮駅に行き、九州までの往路に泊まったのと同じ宿を訪ねました。往路と同じく、三畳敷きの部屋を取ります。
　フロントの方は僕の顔を覚えていました。
　「にいちゃんこないだも来てたなあ」
　「奄美まで行ってきました」


　今日は大阪の町で過ごします。自分の定番スポットを回ります。

　梅田方面まで出て、福島駅から阪神線に乗り、千船に行きます。
　薦められて知った、おいしいたこやき屋があるのです。

　ざんねん
　今日は閉まってました。

　ここに来るたび不思議なこと…
　千船大橋を渡る歩行者は、歩道があるのになぜか車道を歩きたがります。
　なぜなのか…なにか隠れた合理的な理由があるのか。あるいは単なる風習か。

　福島駅ちかくの銭湯「延命湯」で、風呂を使いました。
　ここも必ず寄る場所です。僕が敬愛する大阪の建築家・竹原義二さんが、若い頃に設計された銭湯です。鉄筋コンクリート造で、中には小さいながら露天風呂スペースもあります。

　宿の近くまで戻り、夜のジャンジャン横丁を歩いてみました。

　串かつ屋さんに入ってみました。おいしく安く食事できましたが、実はそれほど楽しかったわけではありません。
　串かつ屋さんは一人でもぐもぐ食べるより、誰かと連れ立ってにぎやかに飲み食いするほうが、だんぜん楽しい場所みたいです。

（旅に関する記事は、ラベル「2010年の夏旅」をご覧ください。）